私がいつも使っているイヤホンは、Shure SE215とFinal audio design Heaven IVという2つのイヤホンを使用していますが、どちらも4~5年程前にそれぞれ、9,500円、15,000円程度で購入したと記憶しています。
最近のイヤホンを試聴してみると値段以上に良い音が出るものが多く、実際に試聴してみたものの中から1万円程度で購入できるおすすめイヤホンを4つ紹介したいと思います。(あくまで私の主観です。)
もくじ
イヤホンの種類
イヤホンを選ぶ際に良く目にする説明として形状の違いと駆動方式の違いでまず2種類に分けられます。
「インナーイヤー型」と「カナル型」
こちらは形状の違いです。
インナーイヤー型は昔からあるイヤホンの形状です。付けていても疲れにくいが音漏れや外の音が遮断できないという特徴があります。
カナル型は最近の高級イヤホンで主流になりつつ形状です。イヤホンの先端にシリコンやスポンジが付いており、耳の穴に入れるため音漏れや外の音を遮断できますが、装着時に圧迫感があり慣れない人もいるようです。また、耳に密着しているため歩いた時に振動音やケーブルが擦れる音がダイレクトに耳に伝わります。
「ダイナミック型」と「バランスドアーマーマチュア型(BA型)」
こちらは駆動方式の違いです。
ダイナミック型の動作原理はスピーカーと同じくコイルに取り付けた振動版を振動させることで音を出しています。大きな振動を発生させられるため低音が出しやすいという特徴があります。
バランスドアーマーマチュア型は補聴器で使用されており、小さい金属片を振動させることで音を出しています。細かい音を出すのは得意ですが、低音が出しにくいため高級機種では低音用、中音用、高音用と複数のドライバを搭載しています。
おすすめイヤホン4選
私が、eイヤホン、ヨドバシカメラで試聴してみて、この値段なら音質が良いと思ったものの上位4つを挙げます。
当然、全ての製品を聞いた訳ではないし、完全に私の好みなので他の人は好みの音ではないということもあるかと思います。是非ご自身で試聴して選んでみてください。
1位:ZH-BX700-CD(ZERO AUDIO)
出典:http://www.zeroaudio.jp
カナル型,バランスドアーマーマチュア型(BA型)
コストパフォーマンスで考えるとダントツの1位です。1万円を少し超えてしまいますが、、、
ハウジングの素材にはカーボンファイバーを使用しており、見た目もカッコいい。
バランスドアーマーマチュア型(BA型)の特徴の通り細かい音もメリハリ良く聞かせてくれます。BAのドライバを2基搭載しており低音の不満もありませんが、どちらかと言うと低音があっさりしているため、重低音好きには少し物足りないかもしれません。
女性ボーカルの息使いがはっきり聞き取れ目の前にいるかのようにクリアです。ストリングスの音も非常にクリアで透明感のある音です。
音の解像度が高いためアニソンなどの電子音楽に向いているかもしれません。
2位:SE215SPE-A(Shure)
出典:https://www.shure.co.jp
カナル型,ダイナミック型
私が無印SE215を持っていて慣れているということも大きいとは思いますが、、、
無印SE215より中~低域の音量を増やしたことと、ケーブル長を1.6mから1.2mに縮めたためケーブルの取り回しがしやすくなっています。売り文句の通り無印と比較すると低域の音量が増していますが、無理に持ち上げた感じではなく全体的にはフラットであることには変わりません。全体の解像度も上がっている感じがしました。遮音性はとても高くよほど音量を上げない限りは音漏れはしないと思われます。外からの音もかなり遮音されています。
無印SE215から買い替えるかと言われるとうーん、という感じですが、初めてSE215を購入する方にはおすすめです。
3位:E700M(ONKYO)
出典:http://www.jp.onkyo.com
インナーエア型,ダイナミック型
黒とオレンジの編み込まれたコードが特徴のE700Mです。E700MBのブラックとE700MWのホワイトと2色展開されています。
音質はふわっとしたとても心地よいという印象を受けました。やや曇った音がするかなと思ったのですが、スネアやハイハットなどはハッキリ固めの音がするため不思議な感覚がしました。低音は薄目なので重低音好きには物足りないと思います。ドンシャリ系が好きな人は確実に避けた方が良いイヤホンです。中高音のきらびやかでありつつ耳に刺さらず解像感もあるため長時間聴いていても疲れないと思います。遮音性が無いため外の音も耳に入ります。また、音漏れも若干ありそうかなと感じました。アコースティック音楽に向いているという印象です。
私の場合ポータブルオーディオプレイヤーでの再生なのでマイク・ボタンは不要ですが、スマートフォンの付属からのレベルアップを考えている方には最適なイヤホンだと思います。
4位:ATH-LS70(audio-technica)
出典:https://www.audio-technica.co.jp
カナル型,ダイナミック型
独特な形をしたイヤホンです。1~3位までで紹介したイヤホンとはだいぶ異なる傾向の音なのですが、重低音をクリアな音で聴きたいというならこれ。低音がこもることなくハッキリ聞こえます。今まで低音を売りにしているイヤホンは確かに耳に響くほどの低音は出るが音がボケているという印象がありましたが、このイヤホンは低音~中音~高温まで全音域でハッキリ、クッキリ聞こえます。
低音好きにはかなりおすすめなイヤホンです。