暑くなってきたので、エアコンが無かった6畳の部屋にエアコンを取り付けようと思い、ネット通販か家電量販店かどちらで迷った結果、ポイントが貯まっていた某カメラ系量販店で購入しました。（その他諸々の理由もありますが後述します）
しかし、いざ使おうと思ったところ全く部屋が冷えず、取り付け業者の工事品質と某カメラ系量販店の対応がひどい状態でした。
エアコンというものは設置して終わりではなく作業品質により性能やどれだけ長持ちするかに影響します。
今後エアコンを購入する場合はどうすればいいかを検討しました。
もくじ
工事ミスと工事品質が低いと感じた部分
設定温度を最低にして数時間運転しても部屋が全く冷えない
エアコン本体に工事の際に付いたと思われる傷がある。
エアコン本体が水平に取り付けられていない。
工事訪問時間を当日の7～10時の間にもらえることになっていたが、連絡があったのは11時30分過ぎ。
1時間半程度の工事と言っていたところ2時間以上かかって終了。
作業は若い作業員が１人で行っており手際が悪く見ていて不安。
と、複数不安になることがあり、部屋が冷えない理由は工事ミスなのではと直感的に思いました。
傷や本体の水平に関しても工事後に私が確認した時には分からない程度のものでしたが、傷については配管のすぐ近くで作業員が気づかないはずはありません。水平については配管側が15mmほど下がった状態で取り付けられていました。
工事後に作業員から申し出てくれれば「まあ、仕方ないですね。気を付けてくださいね」程度で済んだかもしれないのですが、上記の諸々の状態を感がると怒りにしかなりません。
工事のやり直し
某カメラ系量販店の修理受付に電話をして今回の事象を伝えました。
ダメ元で、室内機に傷が付いており、作業ミスにより冷媒（フロンガス）が抜けている場合、そちら側の不手際なので新品に交換してもらえるんですよね？と聞いたところ、「工事業者と直接話をしてくれ」の一点張りだったので仕方なく工事業者からの連絡を待つことにしました。
また、工事のやり直しは3日後の土曜日限定。慣れている作業員２人で来てほしいことを要求しました。
要求どおり、ベテランと思われる作業員２人が家に来て手慣れた様子で原因箇所を特定しました。
部屋が冷えない理由は明らかな工事ミスで、室内機の配管が完全に外れていました。
エアコンは冷媒（フロンガス）を室内機と室外機で循環させることにより熱交換を行っているのですが、工事ミスでガスの量が少なくなってしまった場合には熱交換ができず部屋が冷えない状態になります。
今回は元々室外機に貯まっていたガスが外れた配管から全て抜けており空っぽの状態でした。作業員も明らかな作業ミスで平謝りの状態でした。
修理も配管やり直し、ガス注入、真空引きなど手慣れた様子で作業していき1時間かからず完了して帰って行きました。
水平については水平器で測り直し基準以内で、業者曰く、配管に水が流れやすくするためあえて若干傾けたのでは？とのことでした。
逆に傾いていれば問題ですが、新たに壁に穴を空けるのもいやだったのでそのままにしました。
なぜ作業品質が低いのか
某カメラ系量販店で購入したからと言っても某カメラ系量販店の社員が取り付け工事を行う訳ではありません。某カメラ系量販店に限らず、家電量販店では、量販店⇒大手工事業者⇒中堅工事業者⇒小企業・個人経営という流れで下請け業者に工事発注されているようです。
私の場合も電話のやりとりや領収書などの記載から、家に来た作業員と某カメラ系量販店の間に少なくとも３社入っていると思われます。
また家に来た作業員の会社をネットで検索したところ社員数が5人程度で、設立後1年程度の会社でした。
もちろん、全ての小企業・個人経営のが品質が悪い訳ではありませんが、繁忙期では人員が足りないために、あまり経験の無いアルバイトを雇うということもあるようです。また、家電量販店はもともとエアコン設置料が安いうえに、中間マージンを取られるために末端の作業者に回る金額が少ないようです。そのため1日に多くの工事を行う必要がありその分作業品質も低下していると考えられます。
エアコンの購入方法について
エアコンを購入するには下記の方法が考えられます。
- 家電量販店で購入する
- 近所の電気店で購入する
- ネット通販で購入する
色々調べた結果、私の場合ネット通販で購入するのが一番良いという結論に至りました。
人によっては近所の電気店で購入するのも良いと思います。
それぞれの特徴を考えてみます。
家電量販店で購入する
今回のようなことがあるためおすすめしません。
近所の電気店で購入する
近所に評判の良い電気店があるならおすすめです。
購入後のアフターフォローも期待でき、多少の融通も聞くと思われます。
近所の悪評判は電気店にとって死活問題のため丁寧な対応が期待できます。
ただし、近所に電気店があるからといって下調べせずに購入するのはNGです。
ネット通販で購入する
工事業者を選べるというのがメリットです。また、価格も家電量販店よりかなり安く購入できることが多い。
基本的には購入業者と設置業者が別になります。（業者によっては設置業者を紹介してくれるところもあります。）
ネットを見ると下請け業者の有無や工事方法、作業員の教育など記載のある業者もあります。
口コミだけで判断するのはNGです。値段や品質、信頼がおけるかをしっかり調べて業者に発注しましょう。
デメリットとしては、
工事前にあらかじめ購入業者から室内機・室外機が配達されるため工事日まで保管しておく必要があります。
（家電量販店は基本的には設置工事と配達が同時）
商品到着と工事日のタイミングを考える必要がある。特に繁忙期は数週間待たされる場合がある。
業者によっては商品の段ボールの廃棄をこちらで行う必要があるため、条件や工事内容を確認しておく必要がある。
そして、どの購入方法でも繁忙期を避けることが重要です。
1日の作業量が増えれば作業品質は下がるし、下請けを使わないという業者も繁忙期は協力会社を使うという記載がある業者も見かけました。（協力会社=下請では？という気もしますが…）
最後に
今まで家電量販店で3回ほど購入し全く問題なかったのですが、今回のようなことがあると今後は家電量販店でのエアコン購入は止めようと思いました。
実は今回のエアコン購入にあたってはネット通販も検討したのですが、
エアコン配達のため工事日以外に1日家にいないといけない。
購入と同時に工事日が決定できない。
というデメリットが大きいと考えて某カメラ系量販店で購入したのですが、修理までエアコン使用できず、修理のために1日家にいないといけないという状態であったため、結果としてはネット通販で購入した方が手間も期間も短く済んだかもしれません。